LDKという概念は古い!!【家づくりの基本】

概念

LDKという概念は古い!!

戦後の復興期に誕生した、台所と食堂をまとめたDKにリビングが加わったLDKという概念は、新しい暮らしの象徴でした。夕食が終わるとちゃぶ台を片付け、家族が川の字に布団を敷いて寝る、という生活から、椅子とテーブルの生活様式が確立されていき、徐々に部屋数も増えていったのです。それからというもの、欧米の豊かなライフスタイルに追いつけ、追い越せと、国の持家政策の促進とともに、ハウスメーカーが日本の住宅市場を牽引してきと情報があふれかえって、ライフスタイルも枝分かれしています。たとえばファッション。現代の日本人は、かつてお手本としていた欧米の人にも評価されるほどに、お洒落で、クールになりました。一つ流行が起こるたびに、右にならえで同じ格好をしていた時代とは違って、あふれる選択肢の中から上手に自分らしいものを選択して組み合わせています。

 

 

LDKという概念は日本だけなのか?

概念が古い

ここで一つ疑問があります。LDKという概念は日本だけなのでしょうか?床面積の上限は建ぺい率、容積率で制限されますが、駐車場や地下室を利用して床面積を増やすことは可能です。建築面積は敷地が角地であれば、建ぺい率は10%加算されることがあります。洗練された外観に、光の降り注ぐ玄関、こだわりのキッチンが中心となったダイニング、いつも家族の気配が感じられるリビングなのです。工事監理は建築家の仕事ですが、そこで発生した工事の不具合について、法律上では建築家が責任を負うところは少ないので、対応にも個人差が生じるのです。工事やコストの管理能力を備えた建築家とシンプルな家づくりができるなら、責任体制やプロデュース費用は本来は必要のないものです。プロデュース会社を利用するなら、自分に合った選択かどうかをよく考えて、真っ当なプロデュース会社を選びたいものです。LDKという概念は日本だけなのでした。

 

しかし、事務所はあくまでも先生のものですから、そこを飛び越えて自分が出しゃばる訳にはいきません。年齢的には失敗してもまだやり直しはきくし、ゆくゆくはミースのような住宅を遺したい。私の中で、「独立」という二文字が、徐々に鮮明になっていきます。これでは、多様化する価値観についていけなくなるでしょう。駐車場(車庫)駐輪場は住宅部分の25%、地下室は地上部分の50%まで、延べ床面積計算の対象外です。ただし、地下室の緩和は住宅用途に限ります。建築工事に先立って行う、工事の安全を祈願する儀式地鎮祭とは、文字通り神を鎮めるという意味。ここからはファーストプランをベースに、毎日のようにメールの交換をし、休日には事務所にも足を運んでいただいて、プランを検討する日々が続きました。リノベがわかったときは、思わず『すごい』と唸ってしまいました。家の外観も、提案していただいたパースがそのまま3次元になったようでしたし、部屋や間取りも頭の中で思い描いていたイメージどおり。完成した家を見て、感動がこみあげてきました」地鎮祭までには、境界石や境界杭の位置を確認しておきます。

 

LDKという概念は古いのです。しかし、これらが入っていない場合は測量して杭や石を入れますが、この時には隣家の人にも立ち会ってもらいましょう。いわば本業の営業ツールとしてプロデュースを行っているのです。それ自体は一般的な販売促進方法といえるでしょう。しかし、ここで問題なのは、建築家が工事費や製品価格を適正に判断できるかどうかです。こうした関係の中では、建築家は兼業プロデュース会社からクライアントと仕事を紹介してもらっている立場です。洗練されたデザイン同様、間取りや空間構成も計算されています。たとえば、夫婦二人だけの住まいだったら、いつもお互いの気配が感じられるように、小部屋を設けず、ワンフロアを使って大きなリビングをつくる。これは、引き算の発想が生み出す豊かさと言えるでしょう。部屋数やオプションを増やしていくことが豊かさと考えているハウスメーカーにはできない発想です。そもそも、大量生産、大量供給が根底にあるハウスメーカーでは、このように一つひとつの家庭に合わせた対応をしていたら、採算が合わなくなってしまうでしょう。LDKという概念はダサいのです。