大手の工業化住宅には真似のできない木造建築の魅力!!

 

工業化製品を多用した現在の日本の住宅は、メンテナンスを必要とする以外にも膨大なランニングコストがかかってしまうという欠点があります。購入時の建物金額が安く、借入金額または金利を抑えられたとしても、メンテナンス費用とランニングコストがかかってしまえば、お得な買い物をしたとは言えません。それでは単純に、この二つの費用を抑えるためには、どのような住宅が理想的なのでしょうか。それはすなわち、風土に適した家を建てることです。さらに、それを最新の工法や技術で、よりカバーできる家を建てることが重要だと考えます。

 

日本では住宅が産業であるのに対し、日本以外での先進国では住宅を文化として考え、気候や風土に合わせた家造りをしているのが現実です。例えば、寒暖の差が激しく湿度の低いカナダでは、比較的熱伝導率の低いログハウスを建て、寒暖の差があまりないアメリカ西海岸地方では、2×4(ツーバイフォー)の建物の外壁に木の板を貼り付け外壁用ペンキを塗って仕上げています。このように、風土や気候を十分に考慮した家造りをすることで、何十年も持つ家を造ることができるのです。ではわが国においては、どういったことに気を遣って家を建てるべきなのでしょう。日本の気候の特徴は、世界でも有数の高温多湿な気候に属するため、それに合った家造りをしなければなりません。海外はもちろん、以前までは日本でも、先人たちが培ってきたその土地の気候や風土をしっかりと考慮した工法、材質を使っての家造りがされてきました。

 

繰り返しますが、日本の伝統的な工法は木造建築です。古くから残る寺社を見ればすぐに理解できます。これは本当に日本の風土に合った建物ですから、千年以上も前のものが今でも残っています。海外と比べて分かる、日本の住宅産業の欠陥実際に海外の住宅の考え方や性能、レベルを知ってしまうと、現在の日本の住宅がいかに粗悪なものか納得頂けるかと思います。まさに大手ハウスメーカーの工業化住宅の弊害といえるのです。

 

※大手ハウスメーカーが日本の家をダメにした!!

※大手ハウスメーカーの家を建てるバカ!!

 

 

住宅業界が日本の家をダメにした!!

そこで日本の住宅レベルを知る上で、海外へ輸出している日本の住宅資材には何かあるか考えてみましょう。私か知りえる範囲では、某メーカーの便器くらいです。特に中国では、ウォシュレット付便器が、数年前から大人気で、富裕層に受け入れられています。これは、他の国にウォシュレットの文化がないか、またはまだ浅いという背景もありますが、それでも日本の技術力が受け入れられています。近年では、韓国製の商品も見かけるようになりました。しかし値段は安いですが、故障も多く、品質にばらつきがあります。では、そのほかで輸出しているものはあるのでしょうか。温度を伝えやすく劣化しやすいコンクリート製のサイディング。合板にフィルムを貼ったフローリング、ドア等の内装材。空気を通さないビニールクロス。断熱効果の乏しいグラスウールを代表とする断熱材……。どれも海外の物と比べて、値段も高い上に品質が悪いので、住宅文化の優れている外国人には、必要とされていないのが現実です。わざわざ、悪くて高い商品を輸入する必要なんてありません。『輸出大国であり、技術大国である日本』という概念は、建築業界では通用しないのです。衣、食、自動車、工作機械などの製品では、世界のトップを走る日本。しかし『住』だけは通用しないのです。これは、技術的な問題ではなく、住宅に関しての考え方、とらえ方の問題だと思います。海外では、住宅は資産の一部で、実際に何十年たった家も、価値ある金額で売買されています。しかし、日本は住宅を持った瞬間に、不良資産扱いです。日本では、更地よりも中古住宅が建っていたほうが、売買の取引価格が安い場合があるように、まさに住宅は、不良資産だという考え方です。

 

 

 

日本特有の大手ハウスメーカー至上主義!!

海外の住宅と日本の住宅はどう違うのでしょうか。まず海外の建物は、あまり流行がなく、その土地の風土、気候に合った建て方が昔から受け継がれています。住宅はその土地に住む、先人たちによって受け紲がれてきた、何百年以上にも及ぶ知恵の結集です。建物を近代的に進化させた場合でも、受け継いだ文化を大事にしています。カナダの雪深いロッキー山脈近辺には、ログハウス。ヨーロッパの石の産地には、石造りの家。アメリカの空気が乾燥している西海岸では、木の外壁にペンキを塗って仕上げた家、というように、さまざまな家は、すべてその土地の風土、気候を考慮した建物で、現代でも大切に受け継がれ、建てられているのです。日本のように、各メーカーがしのぎを削って、新商品を発売するような文化は、海外にはありません。また、ハウスメーカーと言われる住宅の大企業も存在しません。昔の日本のように、ビルダーと呼ばれる大工さんが今でも家を建てています。また、日本のように建築資材が、毎年のように新商品として出されることもありません。私は、今から20年ほど前から、海外の資材を使用した建物を建ててきましたが、その当時の資材と現在の資材は、ほとんど変化がないのです。変化した物を見つけるのが大変なほど、変化していません。こうしたことからも、住宅自体そのものにも、変化がないのが分かります。

 

さらには海外には日本のように、リフォーム業者も存在しません。海外にはホームデポと呼ばれるホームセンターがあり、そこで資材を購入して自分でリフォームする文化があるためだと思われがちですが、一番の理由は日本のように、10年で劣化してしまう材料を使用をしていないからです。もし戦後の日本のように、外国でも風土や気候を無視した工法が採用されれば、カナダ、アメリカ、ヨーロッパ、どの地域でも日本のようにリフォーム業者大国となってしまうでしょう。我が国の住宅業界が、昭和30年代後半〜40年代に、高温多湿の気候を無視した工法を採用したことで、ちょうど30年ほど経過した昭和60年代から、次第に『リフォーム』『リノベーション』という言葉が聞かれるようになりました。そしてそのころから、住宅の解体業者も増加し、現在のような状態になったのです。

 

すべてが大手ハウスメーカーと政治家・官僚が癒着した結果です。

 

※アロアナ住宅の家づくり